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一日1個のリンゴは医者を遠ざける

リンゴは、人類が食べた最古の果物だといわれています。欧米では「一日1個のリンゴは医者を遠ざける」といわれるほど栄養価が高く、食べやすいため、世界中で好まれています。秋から冬に収穫しますが、貯蔵技術の向上で長期保存しても品質や風味が変化しないため周年で出回ります。近年は、有袋栽培だけでなく無袋栽培の普及もすすんでいます。リンゴの色付きをよくするための「葉つみ」を行わずに栽培する「葉とらずリンゴ」も認知されてきました。日本の品種は海外でも人気があり、生食だけに限らず、お菓子、ジュース、酢、お茶などにも利用されています。

  • 選び方

    • 尻が開いているもの
    • ツルが太くてしっかりしているもの
    • よい香りがするもの
    • ベタベタしているのは天然のワックス、完熟の証です
  • 栄養

    リンゴの甘さはショ糖・果糖・ブドウ糖などで、これらは体内でエネルギーとなります。リンゴの酸味は疲労回復に役立つリンゴ酸です。体内の余分なナトリウムを排出するカリウムが多いほか、水溶性食物繊維のペクチンも多く含まれています。便秘の解消のほか、血液中のコレステロールの上昇を抑える働きに期待されています。ペクチンはジュースにしても損なわれません。

リンゴのおすすめ品種Pick Up

  • サンふじ

    酸味と甘みのバランスがよく、ジューシーでシャキシャキのリンゴです。長期貯蔵しても果肉の劣変は少なく、日本を代表する品種です。「サンふじ」は無袋栽培です。11月上旬~

  • サンつがる

    肉質はち密で果汁が多いです。酸味は少なくさわやかな甘みがあります。大玉の品種で、食味の良いリンゴです。「サンつがる」無袋栽培です。9月~

  • 王林

    青リンゴの王様。独特の芳香があり、ジューシーでシャキシャキとした歯ごたえです。酸味が少なく優しい甘みです。黄色くなったら食べごろです。10月下旬~

  • ジョナゴールド

    果肉はち密で、甘みと酸味が適度に調和し「紅玉」に似た風味があります。表面にワックスが出やすい品種ですが、気になる場合は、ふきんで拭き取るようにしましょう。やわらかく酸味も適度にあるのでジャムに合います。10月下旬~

  • 未希ライフ

    甘くしっかりした歯ごたえのあるリンゴです。名前の由来はテレビドラマのタイトルと主役の名前、さらに「りんごの未来に希望を」という願いが込められています。8月下旬~

  • 秋映え(あきばえ)

    皮が濃赤~暗赤色になるのが特徴のリンゴです。パリパリとした食感で、甘味と酸味のバランスが良いです。シナノ3兄弟のひとつです。(他はシナノスイートとシナノゴールド)9月中下旬~

  • シナノスイート

    ふじ、つがるの日本の主力2品種を交配した品種。甘味が強く、甘酸適和で食味が良いリンゴです。10月中旬~

  • シナノゴールド

    程よいかたさがあり、パリッとした食感。ジューシーで、甘みと酸味のバランスが良く、日持ちするリンゴです。10月下旬~

  • トキ

    果皮は黄色ですが、陽にあたった部分はほんのりピンクになっているのが特徴です。シャキシャキの食感で歯ざわりがよく、とてもジューシーで、さらに香りもよいリンゴです。

  • 紅玉

    濃い赤色とさわやかな香りが特徴で、しっかりした酸味と適度な甘みがあり、煮崩れにくいため、焼きリンゴ、アップルパイ、ジャムなどに向いています。10月上旬~

  • こうとく

    小玉で甘みが強く、蜜がたっぷり入っているリンゴです。トロピカルフルーツのような香りと、パイナップルのような甘味があります。「こみつ」は商標登録されたブランドで、品種名は「こうとく」です。10月下旬~

  • シナノドルチェ

    甘さと酸味のバランスがよく濃厚な味わいです。果肉のきめはやや粗めで、とてもジューシーなリンゴです。“ドルチェ”とはイタリア語で“デザート”の意味です。9月中旬~

  • グラニースミス

    果肉は締まりがあり煮崩れしにくく、加熱調理すると香りが良いです。強い酸味があるのでアップルパイにぴったりです。

  • ぐんま名月

    果皮は黄色ですが、陽にあたった部分は薄い赤色になります。蜜が入り、甘味が強く、酸味が弱い。歯ざわり、舌触りがよく、人気がある品種の1つです。10月下旬~

  • 金星

    果皮が金色のような黄色で美しい外観が特徴です。香りが良く、果肉はややかためでジューシーです。甘さと酸味のバランスよく、貯蔵性が高く春先まで保存可能なリンゴです。11月中旬~

リンゴQ&AQuestion

皮がベタベタしているのは農薬?
これは「油上がり」といわれ、オレイン酸やリノール酸などが皮の表面に出てくる現象です。リンゴ自身が乾燥から実を守るためといわれています。「つがる」「ジョナゴールド」「千秋」「紅玉」など品種によって「油上がり」しやすいものがあります。
果肉に薄い赤色やピンク色が染み出ている感じになっているが食べても大丈夫?
もともと果肉が薄い赤色でない場合心配になるが、食べても問題はありません。果皮が赤く、酸味の強い紅玉などに見られる現象で、果皮の色素であるアントシアニンが、酸によって浸透したために起こる現象です。

リンゴの豆知識Knowledge

  1. 切り方
    リンゴはお尻の部分と種の周りが甘いので、縦に切ると甘さを均一に食べることが出来ます。皮ごと食べる場合は、縦切りではなく、横に1cmくらいの厚さの輪切りにして食べると、皮も気にせず食べることが出来ます。
  2. 変色
    リンゴをカットして時間が経つとリンゴのポリフェノールが空気に触れ、茶色に変色しますが、レモン汁や塩水につけておくと防ぐことが出来ます。褐変したリンゴを元の色に戻したい場合、100%のオレンジジュースに浸すと、元の色に戻ります。
  3. リンゴの蜜
    果肉の透けた部分を「蜜」と呼ぶので、甘いと思われがちですが本当は甘くありません。これは「ソルビトール」という糖アルコールで、蜜が入ったものは十分に熱した証拠になります。
  4. 保存
    冷暗所で保存します。野菜室に入れる場合は、リンゴを保護しているフルーツキャップをつけたまま紙袋に入れ、さらにビニール袋に包みしっかりと閉じるのがおすすめです。ワックスは極端に多い場合のみふき取るようにしますが、食味には影響しません。

注目の野菜・フルーツPick Up

  • 梨(ナシ)

  • ブドウ

  • 枝豆(エダマメ)

  • 桃(モモ)

  • 栗 (クリ)

  • サツマイモ

  • レンコン(蓮根)

  • 里芋(サトイモ)

  • 茄子(ナス)

  • ゴボウ