Pear 洋ナシ(西洋梨)

洋ナシ

芳醇な香りと、とろけるような食感。

食べごろの見極めが美味しさの決め手。

日本のナシの丸い形とは異なり、洋ナシは下膨れの形が特徴です。食感は日本のナシがザラザラとした歯触りがありますが、洋ナシは滑らかな食感で甘みも強く、芳香があります。「ラ・フランス」は広く知られるようになりましたが、まだまだ多くの品種があり、品種ごとに食味が違うので、食べ比べてみるのもおすすめです。食べ頃の見極めが難しいため、産地で一定期間低温に当ててから追熟を行い出荷するなどもしていますが、ご購入前にサン・フレッシュのスタッフに食べ頃をご確認いただくことをおすすめします。

  • 選び方

    • 果皮に傷のないもの
    • 香りのよいもの
    • 果皮がしっとりと手になじむ(購入後、食べごろの時期の目安)
    • 軸がしおれ、軸の周囲にシワが出来始める(購入後、食べごろの時期の目安)
    • より一層、香りが強くなる(購入後、食べごろの時期の目安)
  • 栄養

    ・疲労回復効果
    洋ナシにはアスパラギン酸が含まれています。アスパラギン酸は疲労の原因のひとつ「乳酸」を代謝するので、アスパラギン酸を摂取することで疲労を感じにくくなるといわれます。

    ・整腸効果
    洋ナシには糖アルコールの一種であるソルビトールが含まれ、穏やかな便通を促す作用があるといわれています。ソルビトールは砂糖よりカロリーが低く(甘さは6割程度)、血糖値の上昇が緩やかなため、摂取しても太りにくいといわれています。

    ・貧血予防効果
    洋ナシには鉄の吸収を良くする働きがあるミネラル成分の銅が含まれ、貧血になりにくくなる効果に期待できます。

洋ナシ(西洋梨)のおすすめ品種Pick Up

  • ラ・フランス

    特有の甘い香りとまろやかでとろけるような味わいから、「果物の女王」と呼ばれます。10月下旬~

  • ル・レクチェ

    生産の難しさから「幻の洋梨」と呼ばれます。なめらかでとろけるような舌触り、豊かな甘みと芳香はレ・クチエならでは。12月上旬~

  • シルバーベル

    ラ・フランスの枝変わりの品種で、ラ・フランスに比べて大きく食べ応えがあり、香りも高く甘味と酸味のバランスがよいすっきりとした美味しさです。11月~

  • オーロラ

    旬の時期は9月中旬から下旬頃と短い洋ナシ。濃厚な甘さの中にさわやかな酸味があり、きめ細かい果肉はとろける食感です。食感はラ・フランスに近いです。

  • コミス (ドワイエンヌ・デュ・コミス)

    強い甘みと適度な酸味、とろけるような滑らかな舌触り、洋ナシ特有の華やかで上品な芳香、そして熟すと果汁が滴るほどジューシーになります。果皮は一部赤く色付いている物もあります。10月下旬~

  • カリフォルニア

    一般的にイメージされる洋ナシに比べると、ややずんぐりした形です。果肉はジューシーでなめらかな舌触り、ラ・フランスより甘いですが、後味がさっぱりしています。10月~

  • メープルレッド

    熟すと小豆色になりますが、追熟させると更に赤く艶っぽくなります。酸味がほとんどないので、甘みが引き立ちます。爽やかな芳香もあり、贈答用としても人気の品種です。10月中旬~

  • マルゲリット・マリーラ

    洋ナシの中では最大クラスの大きさ。ソフトな食感で、ほどよい甘みとやさしい酸味があり、クセがなく上品ですっきりとした味わいです。9月中旬~

  • マックスレッド・バートレット (レッド・バートレット)

    食べごろになるとリンゴに似た良い香りがしてきます。果汁が多く果肉はなめらかで、甘みと酸味のバランスが良く、爽やかな後味です。9月下旬~

  • ゼネラル・レクラーク

    一般的な洋ナシよりも大きく、果肉は緻密でなめらか、ジューシーです。ほのかな酸味があり、後味がさっぱりとします。11月~

  • バラード

    洋ナシの中でも、濃厚な甘さとなめらかさが際立つ品種です。大玉品種ですが、ペロリと1玉食べてしまう口当たりと美味しさです。10月~

  • プレコース

    プレコースという名は、「早く出回る」という意味からつけられている通り、8月中旬頃に流通する早生種です。さっぱりとした甘さの中に程よい酸味があります。洋ナシですが、和ナシのようにシャリッとした食感があります。

  • スタークリムゾン

    赤い果皮がとてもきれいな早生の品種で、9月上旬〜食べごろになります。酸味があり、さっぱりとした甘さで、追熟が進むと果皮がピンクっぽくなります。

  • メロウリッチ

    洋ナシの中でも特に糖度が高く、濃厚な甘さに若干の酸味がバランス良いです。果肉はやわらかく舌触りがなめらか、さらにとてもジューシーな洋ナシです。10月中旬~

洋ナシ(西洋梨)Q&AQuestion

ラ・フランスの皮が茶色くなり、茶色の斑点がたくさん出てきたが食べること出来る?
この茶色の斑点(さび)は、新鮮なラ・フランスの皮にもたくさんあるものもありラ・フランスの特徴で、腐ってるわけではありません。この斑点(さび)の密度が濃く、皮が茶色っぽい「ゴールド・ラ・フランス」という品種もあります。

洋ナシ(西洋梨)の豆知識Knowledge

  1. 追熟方法
    完熟前の洋ナシは常温保存が基本です。乾燥を避けるため、新聞紙やペーパータオルで包んでからポリ袋に入れ、直射日光が当たらない室内に置いて追熟させます。温度が高くなると追熟が早まりますので、状態を都度チェックしましょう。サン・フレッシュではフルーツキャップをつけていますので、果皮や果肉が傷まないようフルーツキャップをつけた状態で追熟させましょう。すぐに食べない場合は、水分が抜けないよう、新聞紙やペーパータオルで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室(3~5℃前後)へ入れて保存しましょう。
  2. 甘い部分
    枝つきに近い部分よりも花落ちの部分のほうが甘く濃厚な味わいのため、縦切りにすると平均的に切り分けることができ
    ます。

注目の野菜・フルーツPick Up

  • サツマイモ

  • ブロッコリー

  • リンゴ

  • レンコン(蓮根)

  • 人参(ニンジン)

  • 大根(ダイコン)

  • 柑橘類

  • ゴボウ

  • 栗 (クリ)

  • 里芋(サトイモ)