Peach 桃(モモ)
甘くてジューシー とろける食感
モモは、古くから日本人に馴染みのある果物です。果肉がやわらかく、ジューシーで優しい甘さの日本のモモは、世界でも高く評価されています。果肉には食物繊維のペクチンがたっぷりと含まれており、美肌効果に期待できます。甘みは果糖によるもので、体内ですばやくエネルギー源になるため、夏バテ予防や疲労回復に効果が期待できます。国内だけでも100種類以上あるといわれ、果肉のかたさ、やわらかさ、果肉の色、果実と種の離れ具合など、サン・フレッシュグループでは様々なモモをご用意しております。7月から9月にかけてモモを食べることが出来ますが、旬が10日程度と短いため、産地や品種をリレーしながら食べ比べしてみましょう。
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選び方
- 養分が等しく行き届いているモモは縦、横のバランスがよい。「縫合線」(縦に伸びる線)があまり深くないものがおすすめ
- 品種にもよるが、皮の色はピンクより赤いものの方が甘みは強い傾向にある
- うぶ毛(毛茸/もうじ)が全体にしっかりと生えているもの
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栄養
桃には体内のナトリウム(塩分)を排出する働きがあり、むくみ対策や血圧を下げる働きに期待できるカリウムが100g中 180mg入っています。また、食物繊維も豊富に含まれており、血糖値の急な上昇を防ぎ、コレステロール値を正常に保つ働きがあります。また、便秘予防や腸内環境の改善作用にも期待できます。
桃(モモ)のおすすめ品種Pick Up
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ひめこなつ
梅雨前に店頭に並ぶ超極早生の桃です。果肉は黄色くやわらかく酸味の少ない、手のひらに乗るサイズの小さな桃です。
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白鳳
香り豊かで上品な甘味があり、酸味が少ないためバランスがとれた味わいです。とろけるような口当たりの果肉で<、熟すとやわらかくなり、果汁があふれでてきます。
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清水白桃
直射日光に当てずに育て、美しい乳白色の姿になります。とろけるような舌触りでやわらかく繊細な果肉、華やかな香りと上質な甘さは岡山を代表する桃のひとつです。
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蟠桃 (ばんとう)
中国原産の平らな、いびつな形の桃です。西遊記で孫悟空が食べた不老長寿の桃です。果肉は緻密でややねっとりとした口当たり、甘味があり濃厚な桃です。
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川中島白桃
川中島白桃は大玉で果肉はややかためで締まっているため、日持ちも良好です。糖度は桃の品種のなかでも高い部類に入り、シーズン終盤の桃として人気があります。
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黄金桃
川中島白桃から偶然生まれた品種の「黄金桃」。黄金色の果肉は緻密でしっかりして甘味も強く、さわやかな酸味もあり、濃厚な味です。
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あかつき
「あかつき」は福島県内の桃の生産量の約半分を占める代表品種です。果肉は厚く、緻密で糖度が高く、サクッとしたやや硬めの食感です。追熟するとやわらかさも楽しめ、皇室に献上される最高峰の桃です。
桃(モモ)Q&AQuestion
- 表面にある白い斑点は病気?
- この斑点は果点と呼ばれ、太陽をたっぷり浴びると、そばかすのような白い点が現れます。果点があるモモは、甘みの強いものに多く見られ、おいしさの指標にもなっています。
- 色の違いは品種が違うだけ?
- 品種が異なると色の違いはありますが、同じ品種でも産地によって色が違う場合もあります。山間部に位置する地域などでは紫外線が多く、昼夜の温度差が大きいため、アントシアニンの発生が促進され、色が濃くなる傾向があります。
桃(モモ)の豆知識Knowledge
- 簡単に皮がむけます
たっぷりの熱湯に桃全体を15秒程度しっかりと浸け、取り出したらすぐに氷水にとります。これでするりと簡単に皮がむけます。 - 食べ頃は香りと色づきで判断を
熟していないものは新聞紙やキッチンペーパーで包み、冷暗所で常温(冷暗所)で追熟させます。冷蔵庫に入れるのは食べる数時間前に。 - 洗う場合はボウルに入れて
表面の毛茸(もうじ)によって水をはじきやすいので、ボウルに入れて浸しながら流水で傷がつかないように優しく洗うようにします。 - 甘いのは
果頂部(枝についていたのと逆側)の方が甘いので、縦にくし形にカットすると平等に分けることができます。