Cherries さくらんぼ

さくらんぼ

産地が限られ、栽培に手間がかかるため高価な果物。まさに「赤い宝石」

さくらんぼは一日の寒暖差が少ないと甘くなりにくいため産地が限られ、流通する期間も限られているので、品種ごとの旬の時期を確認しましょう。雨に当たると裂果しやすいため、夏場に雨が少なく昼夜の寒暖差がある山形県が主産地になっています。リンゴ酸やクエン酸、ブドウ糖と果糖がバランスよく含まれ、コラーゲンの生成を助けるビタミンCや、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあるカリウムも含むため、疲労回復や美肌効果、高血圧予防の効果があるとされています。

  • 選び方

    • 粒が大きいもの
    • 表面がなめらかで傷のないもの
    • 果肉がしまっているもの
    • 果梗(柄の部分)のしおれがないもの
  • 栄養

    果皮や果肉の色はポリフェノールの一種アントシアニンによるものです。アントシアニンは抗酸化作用があり、活性酸素の生成を抑える働きがあるといわれています。

さくらんぼのおすすめ品種Pick Up

  • 佐藤錦

    日本を代表する品種。果皮は黄色地の鮮紅色、種が小さく多肉。

  • 高砂

    酸味があり食感はやわらかめ、果皮は黄色地に赤みを帯びる。

  • 紅秀峰

    佐藤錦に比べやや大きめで、酸味が少なく歯ごたえがあり、甘い。日持ちがよい。

  • 南陽

    大粒のハート形で、皮は黄色が強い赤色。実は黄白色で硬め。

  • 月山錦(がっさんにしき)

    果皮が黄色く、甘みが強い大粒品種。生産高が少なく希少価値が高いので贈答品として人気がある。

  • 紅さやか

    出始めの頃は果皮が赤いが、終盤になってくると果皮が濃くなり黒っぽくなるとともに、果肉も赤くなる。

さくらんぼQ&AQuestion

さくらんぼの種類はどれくらいありますか?
世界には1000種類以上、日本にも100種類程度はあるといわれています。赤いものだけでなく、黄色、黒っぽいものなどもあります。見た目での違いはそれほど大きくないですが、実際に食べてみると、品種ごとにとても個性があります。同じ品種のさくらんぼでも、樹によって、生産者さんによって味が異なりますし、同じ樹でも熟度によっても大きく変わります。今年はお好みのさくらんぼを探してみてはいかがでしょうか。

さくらんぼの豆知識Knowledge

  1. さくらんぼを漢字で書くと
    「桜桃」です。学術用語として木そのものや、木に成っている実を「桜桃(おうとう)」と呼び、流通するためにもぎ取り、商品化され店頭に並んだものは「さくらんぼ」と呼ばれています。「桜の子(赤ん坊) 」、「さくらのぼう」、「さくらんぼう」などと呼ばれ、さくらんぼうの「う」が抜けた形が今では一般的な呼ばれ方となっています。生産者さんは桜桃と呼ぶことが多いです。
  2. 保存の仕方
    生産者さんはさくらんぼが一番美味しくなった時に収穫します。さくらんぼは追熟しないため、購入後はすぐに食べるのが一番美味しいです。涼しい暗所での保存が基本ですが、保存する場合は冷蔵庫の野菜室に入れます。冷蔵室の場合、さくらんぼには寒すぎるので、表面のツヤがなくなり茶色く変色するので、キッチンペーパーでさくらんぼを包み、直接の冷気から守るようにします。また軸を取ってはいけません。軸を取ると、そこから水分が抜けていき、さくらんぼが傷む原因になってしまいます。

注目の野菜・フルーツPick Up

  • たけのこ

  • アスパラガス

  • トマト

  • 玉ねぎ(タマネギ)

  • メロン

  • 人参(ニンジン)

  • 大根(ダイコン)

  • 柑橘類

  • レタス

  • ブロッコリー

  • ジャガイモ