Paprika パプリカ

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生食で人気上昇中

βカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどが豊富で、色は定番の赤・オレンジ・黄色に加え、緑・紫・黒・白・茶があります。輸入品が多いですが、近年は国産パプリカも流通量が増えています。中南米でトウガラシと出会ったコロンブスがコショウと勘違いしてスペインに持ち帰り、それがヨーロッパに広がり、品種改良で辛味をとったのがピーマン。さらにハンガリーで甘くて肉厚に改良されたものがパプリカとなった、といわれています。

  • 選び方

    • 全体にハリがあり、肉厚なもの
    • ヘタの切り口が変色していないもの
    • 表面にシワがなくツヤがあるもの
  • 栄養

    赤パプリカには「カプサンチン」が多く含まれていて、抗がん作用や抗酸化作用が期待できます。黄色のパプリカには「ルテイン」が含まれており、肌の老化防止効果が期待されています。オレンジ色のパプリカは、赤パプリカと黄パプリカ、両者の栄養がバランスよく含まれています。紫や黒のパプリカには「アントシニン」が含まれており、こちらも抗酸化作用が期待できます。

パプリカのおすすめ品種Pick Up

  • パプリカ

    国産パプリカは宮城県、茨城県、北海道産のものが流通しています。茨城県産の「パプ王」は海外産のパプリカより一回り大きく、肉厚で甘みが強いのが特徴です。

  • フルーツパプリカ

    直径4~5cmの果肉が厚く、甘くてジューシーなカラフルパプリカです。

  • パレルモ(イタリアンパプリカ)

    細長く 20cmにもなるイタリアの品種です。甘みが強くジューシーです。

パプリカQ&AQuestion

パプリカに含まれているビタミンCは加熱しても壊れない?
パプリカに含まれるβカロテンやビタミンEは脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。ビタミンCは熱に弱いといわれますが、パプリカのビタミンCは厚い果肉に守られていて加熱しても壊れにくいので炒めたり、揚げたりしても大丈夫です。

パプリカの豆知識Knowledge

  1. 加熱すると色が変わるものもあります
    黒、茶、紫色のものは、加熱すると緑色に変化するので、色をそのまま使いたい場合は生のままで。
  2. きれいに皮がむけます
    皮をむくときはヘタの部分に串を刺して直火で焼き、真っ黒くなったら氷水にとって皮をむく。
  3. マッサはパプリカの塩漬け
    かつてハンガリーではパプリカ産業を保護するために国外への種の持ち出しを禁止して、粉末状(香辛料)にして輸出するなど徹底していたようです。赤パプリカを塩漬けにしてペースト状にしたポルトガルの調味料「マッサ」はヨーロッパ各地で人気です。

注目の野菜・フルーツPick Up

  • 梨(ナシ)

  • ブドウ

  • 枝豆(エダマメ)

  • 桃(モモ)

  • 栗 (クリ)

  • サツマイモ

  • レンコン(蓮根)

  • 里芋(サトイモ)

  • 茄子(ナス)

  • ゴボウ