八ヶ岳生とうもろこし  長野県諏訪郡原村

八ヶ岳からおいしさを。

「八ヶ岳」は、山梨·長野両県に跨る山々の総称で、標高1,000m以上の八ヶ岳高原は、日照時間が長く、昼夜の気温差が大きい冷涼な気候が特徴です。なだらかな傾斜地にある原村では高原野菜の栽培が盛んで、特に夏場のセロリの生産量は日本一です。その原村では今、“メロンよりも甘い” とうもろこしが特産品として注目されています。その名は「八ヶ岳生とうもろこし」です。

メロンよりも甘い糖度20度越え

長い日照時間と昼夜の厳しい寒暖差、朝露の影響によりグッと甘みと旨みが引き立ち、トップシーズンには一般的なメロンの平均糖度(12~18度)を超える糖度のとうもろこしです。1本の株から1本だけ収穫し、平均糖度18度以上の一番果だけを出荷しています。

収穫は毎朝午前3時から

午前3時、とうもろこしを収穫するためにスタッフが集まります。当然まだ真っ暗なので一人一人の頭にはヘッドライト、籠を背負い1本ずつ収穫します。とうもろこしを本当に美味しい状態で収穫できるタイミングは、一本の株で3日間のみ。それを逃さないよう毎日とうもろこしの状態をチェックし、毎日決まった数量のみ収穫します。とうもろこしは収穫した瞬間から糖度が下がってしまうため、糖度を長持ちさせる鮮度保持フィルムに入れ、即クール便で出荷しています。サン・フレッシュチームも収穫のお手伝い。午前5時頃には当日分の収穫を終了しました。

右は収穫タイミングのとうもろこし。左は収穫に少し早いタイミングのとうもろこし。比較すると色の違いがわかります。収穫タイミングが早いと甘味が弱く、タイミングが遅くなると皮が硬くなってしまうため、生で食べて一番おいしいタイミングで収穫します。

肥料や土づくりへのこだわり

土作りは2月から3月にかけて行い、元肥として地元産の堆肥や独自のバイオスティミュラント系肥料を使用し、微生物が豊富な土づくりにもこだわっています。牛ふんや鶏ふん以外に、ビール酵母も混ぜているとのことです。また緑肥としてマメ科のヘアリーベッチを使用することで、栄養補給だけではなく、茎や葉に含まれる殺菌成分などの効果で 害虫であるセンチュウの発生を抑制もしています。根が深く張る緑肥の効果で、土壌に適度な空気が取り込まれ、栄養素を分解してくれる微生物の住みやすい環境になる効果があるとのことです。

おいしい食べ方

そのまま

八ヶ岳生とうもろこしは、生で食べてもおいしいので、皮を剥いて、そのままかぶりついてみましょう。

冷やして

次に、冷やして食べてみましょう。皮を剥き、軽く水に浸けラップに包みます。電子レンジで1本あたり2分30秒加熱し、その後氷水にさらすか、冷蔵庫で1~2時間冷やしてから食べます。

茹でて

皮を剥き、鍋に入れます。とうもろこしにかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして3分茹でます。ボウルに水1ℓ、塩大さじ2杯をいれて塩水を作り、茹で上がったとうもろこしを浸し、冷めたら水気を切って食べます。