シャインマスカット 長野県中野市 

ぶどうの実りを見ると、今年も上手に出来ていると実感

美しい黄緑色の果肉と爽やかな香り、パリッとはじける食感と上品な甘さ、甘いだけではくどくなるため、糖度と酸味のバランスがとても大事になるシャインマスカット。最近は、多くの産地でも栽培されるようになっているシャインマスカットですが、生産者さんの技術で食味が大きく変わってしまうぶどうでもあります。昨今の異常気象をコントロールし、毎年お客様からのリピートも多い長野県中野市の阿部達也さんの農園へお邪魔しました。

大粒でサクッとした噛みごたえがある阿部達也さんのシャインマスカット。茎にしっかり栄養が行き届いているため脱粒しにくく日持ちするのも特徴です。ぶどうを確認して、バイヤー山中も思わずにっこり。

適正な樹勢管理をしているので、大粒なぶどうが揃っている圃場。樹勢管理が悪いと、ぶどうの生理障害が出てきてしまう。枝の剪定、受光を考えた葉の間隔、枚数、そして土の中の見えない根の成長も考え栽培する。しっかり受光するとぶどうの糖度は上がりますが、糖度が上がりすぎると風味が無くなってしまいます。そのバランスが難しいとのこと。

今年伸びた軟らかい枝が栄養を蓄え、緑色から褐色に変化し、硬くなっていきます。基部から先端へ順次登るように熟すため、「登熟」と言います。糖度が上がってきて収穫ができる1つのサインでもあります。

バイヤー増田は収穫のお手伝い

試食をして確認をするのですが、結果はこの満面の笑み。